T-テクニック:ダイアゴナルステッチ(corner to corner)

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気持ちの良い季節がやって来ると、コットン糸玉を引っ張り出し、色やトーンで遊んだ、良い雰囲気を伝えるかぎ針の作品を編みたくなります。

本日は、楽しくきれいな色の組み合わせのできるダイアゴナルステッチ(corner to corner)のテクニックを用いた編み方をご紹介します。このテクニックは、角から始まり対角線反対側の角で終わるように斜め方向に小さなスクエアを編んでいきます。テーブルにいつもと違った装いを与えてくれる、かぎ針のかわいいランチョンマットの作り方をご紹介します。

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今回の作り方ではWAKピーマコットン糸玉各色(ナチュラル、キャニオンローズ、レモンイエロー、アクアマリン)を使用します。ランチョンマットの図(ポストの終わりを参照)にてA、B、C、Dと各色アルファベットで指示されているのがご確認いただけます。

色A:ナチュラル

色B:キャニオンローズ

色C:レモンイエロー

色D:アクアマリン

上記の色と異なる色を組み合わせる場合は、各アルファベットがどの色に該当するか簡単にわかるよう、図にメモしておくことをおすすめします。わからなくなっても一目で手元の図で確認できます。

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またWAKかぎ針(5mm)と糸始末用のとじ針も使用します。

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編み始める前に色Bの糸玉を2玉に分けておくことをおすすめします。同時に2玉を使用して編む必要のある箇所があります。2玉がおよそ同量になるよう、キッチンスケールを利用し糸玉全体の重さを測り、2つ目の糸玉を巻いて作ります。2つの糸玉が同じ(又は同じぐらい)重さになったら準備完了です。

編み始める前に知っておくべき編み目は?

いつものように、編み始める前に知っておくべき編み目のリストを添付します。

くさり編み

長編み

引き抜き編み

編み物を簡単にするための推奨事項

このランチョンマットの編み方レシピはダイアゴナルステッチというテクニックをベースにしています。英語では“Corner to Corner”、文字通り“角から角”という意味です。右下の角から編み始め左上の角で編み終わります。このテクニックを使うと、それぞれの段はランチョンマットの斜め模様になります。また小さなスクエアを編んでいきながら同時につなぎ合わせることでそれぞれの斜め模様を作ります。

このスクエアの種類は2つです。後ほどご説明します。

1段目は:

– 始めのスクエア

– 2つ目以降のスクエア

編み地は3つのパートに分かれます。

 

増やしていくパート:作品の希望の高さになるまで各段、スクエアを1つずつ増やしていきます。

中央パート:作品の希望の幅になるまで編みます。全ての段のスクエアの数は同じになります。

減らしていくパート:各段、スクエアを1つずつ減らしていき、編み地の幅を縮めていきます。

図に関して、奇数段は右から左に、偶数段は左から右に読むことを覚えておいてください。段の数字が指示してある箇所から編み始める、と考えると簡単です。

それでは編み始めましょう!

①増やしていくパート:ランチョンマットの始まりです。色を変え、希望の高さになるまでスクエアを増やしていきます。

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(注:ランチョンマットの図は本ポストの終わりをご覧ください。)

1段目:この段の形を作るのが始めのスクエアです。この段はランチョンマットの右下の一つ目の角になります。この種類のスクエアを全体に渡って繰り返します。編み方をご覧いただけるよう短い動画を用意しました。

ご覧いただいたように、始めのスクエアは、6目くさり編みし、針から4つ目のくさり目に長編み1目、5つ目のくさり目に2つ目の長編み1目、6つ目のくさり目に3つ目の長編み1目を編みます。

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2段目:編み地をひっくり返し、始めのスクエアを編みます。この編み方は動画をご覧いただけるととても簡単だということが分かります。

始めのスクエアを編み終わったら、 2つ目のスクエアを編みましょう。動画を再生し編み方をご覧ください。

2つ目のスクエアを作る前に、動画で確認したように前の段で編んだスクエアとつなぎ合わせる必要があります。この場合は始めのスクエアとみなし、左方向にひっくり返し、前の段のスクエアの3目くさり編みと長編みの間の穴を引き抜き編みし、つなぎ合わせます。次に2つ目のスクエアを編んでいきます。立ち上がりくさり3目を編み、同じ輪の中に3目長編みします。

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この段を編み終えると2つスクエアができます。

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3段目:再び編み地をひっくり返し、始めのスクエアを作ります。続いて、斜めの段の終わりまで必要な数のスクエアを作ります。2つ目以降のスクエアは次のスクエアを編み始める前に、引き抜き編みで前の段とつなぎ合わせる必要があります。この段を編み終えると3つのスクエアができます。

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3段目と同じように5段目の終わりまで繰り返し編みます。1段編み進める毎にスクエアの数が1つずつ増えていきます。5段目の最後のスクエアを編むときは長編みを3目でなく2目のみ編みます。ここで手を止めて色の変え方を見てみましょう。

前の段で編んだ最後のスクエアに異なる色の始めのスクエアを編むには、次のように色を変えます。

異なる色で段の始めのスクエアを作るには、次に使う色で段の最後の目を引き抜き編みします。

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5段目:編み地をひっくり返し、始めのスクエアを作ります。上の写真でお分かりのように、異なる色で一つ目のスクエアができています。図に従ってこの段を編み続けていきましょう。2つ目以降のスクエアの色の変え方を見てみましょう。

次に編むスクエアで色を変えたい場合は、新しい色で引き抜き編みする必要があります。

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始めのスクエアと2つ目以降のスクエアの色が異なっているのが上の写真で確認できます。

2つ目以降のスクエアを必要な数、段の終わりまで引き続き編んでいきます。

色の変え方は確認したので、続けて図にある色の切り替えに従い3段目と同じように17段目まで編んでいきましょう。ご覧のように、1段編み進める毎にスクエアの数が1つずつ増えていきます。17段目には17個のスクエアができます。

編み続けていくと、前に編み終わり休んでいる色を再度編む段が出てくるので、その際は糸をカットする必要があります。下記のように色を変えて編むのを忘れないように注意してください。

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11段目:この段の最後のスクエアは色D(アクアマリン)で編みます。

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13段目:この段の最後のスクエアは、色B(キャニオンローズ)で編みます。このときはこの色の2つ目の糸玉を使っていきます。

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15段目:この段を編み終わったら色Dの糸をカットします。今回の作り方ではアクアマリンです。

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17段目:この段を編み終わったら色Cの糸をカットします。今回の作り方ではレモンイエローです。

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この1つ目のパートを編み終えると、ランチョンマットに必要な高さの編み地ができ、上の写真のように出来上がります。かわいいでしょう?

②中央パート:ランチョンマットの幅。上下の縁をまっすぐに編みます。

2つ目のパートでは、ランチョンマットの中心部を作っていきます。上側の縁のスクエアを増やすのをやめ、まっすぐに編んでいきます。下記、編み方をご説明します。

18段目:編み地をひっくり返し、始めのスクエアを作ります。図に記されている色の切り替えに従い、2つ目以降スクエアを16個続けて編みます。この段の終わり方は下記のとおりです。

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この段は最後のスクエアを作らないので、編み地は上の写真のようになります。この最後のステップは動画を再生し確認しましょう。

前の段のスクエアの3目くさり編みと長編みの間の穴を引き抜き編みするだけです。

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上側の縁のスクエアを増やさないようにすると、この段の終わりの縁の形がまっすぐになります。

19段目:編み地をひっくり返します。引き続き縁をまっすぐに編んでいく必要があります。そのためには、3目引き抜き編みし、2つ目以降のスクエアの編み方で続けて編みます。編み地のひっくり返し方、段の始まり部分の編み方について短い動画を用意しました。

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動画のように編むと、編み地は上の写真のようになります。続けて、図に指示されている色の切り替えに従いながら、スクエアを全部で17個編みます。

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図に従い20段から26段目まで続けて編みます。その際、スクエアは増やさず、縁が直線になるよう、18段目の終わりの部分と19段目の始まりの部分を繰り返します。

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26段目:この段の終わりに、色C(レモンイエロー)の色をカットするのを忘れないでください。

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27段目を編み終わるとこの中央パートは完成です。

ここでランチョンマットの下側の縁に必要な幅を編み終えました。続けてランチョンマットの最後のパートである、減らしていくパートを編んでいきましょう。

③最後のパート:スクエアを減らしていき、ランチョンマットの角を作ります。

このパートでは1段に1つずつスクエアを減らしながら、左側の縁、上側の縁がまっすぐになるように編み、ランチョンマットの角を作っていきます。ここでは28段から43段目まで編みます。続いて編み方をご説明します。

28段目:ランチョンマット側面の形は段の始まりに作ります。編み方の手順を確認しましょう。

とても簡単ですね。続いてランチョンマットの角を作っていきます。手順を追って重要なポイントをおさらいしましょう。

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27段目を編み終えると編み地は上の写真のようになります。

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編み地をひっくり返し、28段目を編み始めます。始めのスクエアは作りません。作ると1つ増えてしまい、この部分の編み地は減らしたいからです。

3目引き抜き編みし、2つ目以降のスクエアの編み方でスクエアを1つ作ります。 図に指示してある色の切り替えに従って段の残りを続けて編みます。

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この段を編み終えたら、色D(アクアマリン)の糸をカットすることを忘れないでください。

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29段目を編み終えると、左側の縁の形が少しずつ出来ていくのがはっきり分かります。

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29段から42段目まで続けて編みます。図に指示されている色の切り替えに常に従ってください。

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43段目:ランチョンマットの頂点に到達しました!では、最後のスクエアを編みましょう。編み方に疑問が残らないように動画を準備しました。

ご覧いただいたように、2つ目以降のスクエアと同じ編み方でスクエアを編むだけです。あと少しで完成です。

4. Toques finales

④最終仕上げ

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ランチョンマットの裏側には糸端が残っています。どうやって糸を始末するのでしょうか。

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とじ針を使って、写真のように編み地の内側に糸を通していきます。スクエアと同じ色の糸をとじ針に通し糸を通していくことをおすすめします。そうすることでより目立たなくなります。糸の抜けない十分な長さだけでよく、編み地から出ている糸を全部通す必要はありません。一瞬で糸始末できるのがお分かりいただけるでしょう。

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そして…ついに完成です!図に従い色を変えスクエアを編んでいくのをお楽しみいただけたのではないでしょうか。#weareknittersを付けSNS上で新しいランチョンマットのシェアお待ちしています。色の組み合わせを変え、あなただけのタッチを加えましょう。

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ランチョンマットの図

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